昨年、開催されたラグビーワールドカップで盛り上がったラグビー!!
しかし、いまいちラグビーについてわからないという方も多くいるのではないでしょうか!!
今回はラグビーのポジションの名称と性格や花形などについてお話ししましょう。
ラグビーのポジションの名称ってどうなってるの?
ラグビーは15人それぞれにポジションが決まっています。大きく分けると、フォワード(FW)と呼ばれる前の8人と、バックス(BK)と呼ばれる後ろの7人に分けられます。
フォワード8人はスクラムを組むメンバーで、更にフォワード最前列で相手フォワードと組み合う3人を「フロントロー」といい、その後ろで支える2人を「セカンドロー」といいます。スクラム最後列で押し込む3人を「サードロー」と呼びます。
但し、現在の実際の配列は「前列3人/中列4人/後列1人」となりましたが、呼び名は上記のままです。また、バックスは「ハーフバックス」「スリークォーターバックス」「フルバック」と3つに分けられます。
ラグビーのポジションって性格も関係してくる?
よくラグビーはポジションで体格や性格が関係あるといわれますが何故なのでしょう。
では。ポジションごとに見てみましょう。
⬛︎プロップ
〈ポジション役割〉
ゲームを再開するためのセットプレー(スクラムやラインアウト)を安定させるのが仕事なのがプロップです。プロップは「支柱」の意味をもちスクラムの第一列の両端でスクラムを押す役目があります。
試合中、何度もスクラムを組んで何度も100kg前後の人を持ち上げ、さらにディフェンスでのタックルやボール争奪にも参加する、スタミナも相当必要なポジションです
〈どんな人が合うのか〉
後ろから力を受けながらスクラムの最前列で相手を押すので、首が太くてかなりがっしりとした体格が必要です。スクラムは、1番の左プロップは片側の肩のみで組む。それに対して3番は両肩で組むため、3番がチームで最重量であることが多いです。
⬛︎フッカー
〈ポジションの役割〉
スクラムやラインアウトで器用なプレーが求められる重要なポジションです。
フッカーは、スクラム内のボールを足で引っ掛ける人=「フックする人」の意味をもち、ラインアウトでは、ボールを投げ入れる「スローワー」という役目をすることが多い。器用さが必要になります。
〈どんな人が合うのか〉
スクラムでは両側をプロップに挟まれているので、比較的身長が低くても大丈夫なポジション。身長よりも、セットプレーを器用にこなせるかのほうが重要視されやすいです。
⬛︎ロッカー
〈ポジションの役割〉
高身長の選手が担うポジションなります。
ラインアウトではフッカーが投げ入れたボールをキャッチする役目もありこれが一番の活躍どころなります。
スクラムでは、プロップとフッカーの後ろから肩で押す役割を持ち、プロップに鍵(ロック)のように組みこまれる姿からポジション名が付けられました。
〈どんな人が合うのか〉
絶対条件は、高身長であること。それに加えてスタミナもパワーもある選手が理想的です。
⬛︎フランカー
〈ポジションの役割〉
フランカーは、軍隊用語で「側方部隊」を意味する言葉で、スクラムが終わったらすぐに離れられるよう、側面からスクラムを押す役割があります。
メインの仕事は、スクラム後に攻守にわたって常にボールを獲得できるように働きかけや、アタックでは突破役のサポートに回ることが多いが、自身が突破役になることもあります。
〈どんな人が合うのか〉
身長は関係なく、タックルとボールに絡む機動力に優れる人が担当することが多いく相手からボールを奪える場面が非常に多いため、足腰の強さと強靭な腕力を持つ選手が適しています。
⬛︎ナンバーエイト
〈ポイントの役割〉
ラグビーのほとんどのプレーに関わる機会があるポジションでとても難しいポジションいわれています。
スクラムでは一番後ろにつき、スクラム全体をまとめつつ押し込んでいき、修正するのが役割です。
さらに、スクラムが終わったあとすぐに動けるのでボールを持つ機会も多く、自らが突破しに行ったり、バックスと連携してサインプレーで攻めることもあります。
〈どんな人が合うのか〉
上記のようにフォワード・バックス両方のプレーが求められるので、体格が大きく器用で機動力のある選手が向いている。できる選手が限られるポジションで
⬛︎スタンドオフ
〈ポジションの役割〉
ゲームをコントロールする司令塔の役割。スクラム後、スクラムハーフからボールを最初にも、パスやキックをするか、フォワードに突破させるか、自分で突破するかといった、相手の状況や残り時間、点差などを考慮したプレー選択ができる冷静さと判断力が求められるポジションです。
〈どんな人が合うのか〉
スクラムから近い距離にいてチームの司令塔でもあるスタンドオフは、相手フォワードに狙われやすいポジションでもある。そのため、体が大きくコンタクトプレーに強い方が良い。
⬛︎スクラムハーフ
〈ポジションの役割〉
スクラムの近くにいるので「スクラムハーフ」と呼ばれスクラムからパスを出したり、味方がタックルされた後にボールを取り出して味方にボールを供給する「つなぎ役」が主な役割です。
パスを出す回数がチームで最も多いポジションで、パスさばきのうまさが求められます。パスだけでなく、チャンスがあれば自ら突破しに行ったりキックをする判断力も必要とされ、さらに、グラウンドの状況を素早く把握してフォワードに指示をする役割もあります。
〈どんな人が合うのか〉
パスのうまさや敏捷性、器用さが求められるので、身長が低い・体が小さい選手が多く最近ではディフェンスの強さも重要視されるようになったので、昔よりも大型選手も多いが小さくてもタックルが強ければ問題なし。
⬛︎センター
〈ポジションの役割〉
バックスの中心に位置するポジションで「センター」と呼ばれます。
アタック時にはボールをもらい体を張ってディフェンスを崩し、他の選手にパスをつなぐのが主な役割です。
センターは、スタンドオフからボールをもらう12番の「インサイドセンター」、その一つ外側にいる13番の「アウトサイドセンター」に分かれます。
アウトサイドセンターは、一番外にいるウイングの選手がトライを取るためのアシスト役でもあり、突破力の他にパス能力も求められます。
〈どんな人が合うのか〉
アタックでもディフェンスでも激しいプレーが多いので、バックスの中で最も強靭な肉体を持った体が大きい選手が適しています。
⬛︎ウイング
〈ポジションの役割〉
トライを取るのが主な役割で、バックスの両翼に位置するため「ウイング」と呼ばれます。
センターやフルバックからパスを受け取り、スピードやフットワークで相手のディフェンスを抜き去る能力が求められます。
チームの最後方にいるフルバックがサインプレーで攻め上がったときには、ウイングがフルバックの代わりをすることもあるため、足が速いだけではなくキックも求められるポジションの一つです。
〈どんな人が合うのか〉
体が大きくて速ければベストだが、体格が小さくてもものすごい足の速さを持っていれば「トライを取る」という役割が果たせる。体格よりもスピードが重視されるポジションです。
⬛︎フルバック
〈ポジションの役割〉
チームの最後方に位置し、アタック・ディフェンスともに重要な役割を担う難しいポジションです。
相手がキックを蹴ってきたらその処理をし、陣地を挽回するためにキックを蹴り返す能力も必要とされます。
〈どんな人が合うのか〉
ディフェンスでは最後の砦として強力なタックルが求められ、アタックでは走力・突破力・パス能力とオールマイティーな能力を要求されそのため、身体能力が高くて体も大きな選手が適任です。
ラグビーのポジションで花形なのはどのポジション?
よくラグビーで花形と聞いたことがあるかと思いますが花形は何をいうのでしょう。
サッカー同じくラグビーにも司令塔と言われるポジションスタンドオフがあります。司令塔とはゲームをコントロールする花形のポジションと言えます。
スタンドオフが花形と呼ばれる理由は、状況判断をし、攻撃の方法を決めるなどチームの中心的な役割があるからです。
タックルでのディフェンスなどもしますが、基本的には攻撃の時にパス展開やキックを使用して攻撃の中心となるポジションです。
まとめ
ラグビーのポジションの解説をしました。
花形と呼ばれるポジションや、一番きついのではないかと思われるポジションについてまとめてみました。
ラグビーのポジションにはそれぞれ役割があり、ポジションによってはボールをあまり触らないにも関わらず、身体を張らなくてはいけないポジションなどもあります。
一方、花形と言われ、目立つポジションなどもあります。
花形といわれるポジションや、一番きついポジションに注目しながらラグビー観戦をしてみても楽しいかもしれませんね。