剣道のルールは分かりにくいと感じている人が結構多くいるようです。
よく「いっぽーん」という声が聞こえてきますが、その1本はどうしたらとれるのでしょうか。剣道している人でないとなかなか知らないその決まりをご紹介していきたいと思います。
また、終始無言で剣道を行なっている人は見たことがないですが、掛け声というのは決まっているのでしょうか。
面も重たくてつけにくいですが、どうしたらうまくつけられるようになるのかなど見ていきましょう!
剣道のルールで一本ってどう取るの?
一本は、何がどうなれば取れるというような明確なルールがないというのが現状です。
あまり経験のない人からすると、一本とそうでない時との違いがよく分からないほどだと思います。
剣道試合・審判規則第12条に、有効打突、いわゆる一本の取り方について、『充実した気勢、適正な姿勢をもち、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする』と定められてはいますが分かりにくいと思う人がほとんどではないでしょうか。
姿勢も重要なポイントとなっていますが、ここからも剣道はとても芸術性の高いスポーツだということが伺えます。
気持ちの面が佇まいや動作1つ1つに現れているか、美しさはどうかなど、とても奥深いものがありますね。
他にも、踏み込みや打ちの強さ、タイミングなどについてもポイントとなってきますので、踏み込みなしやあまりに弱い打ちだと他が良くても一本とはなりません。
たくさんの要素が揃って初めて一本が取れるということですね。
剣道のルールで声ってとっても大切?!
剣道のルールにも掛け声がきちんと含まれているほど、掛け声は剣道にとって基本中の基本のものであります。
特に初心者のうちは、気を現すのに最も重要なのが、相手を威嚇するような意味を持つ掛け声です。
一本の取り方のポイントとして規定されている条件にも、充実した気勢というものがありましたよね。
稽古を重ねていく中で、次第に気が、声を出さなくとも充ち満ちてくるようになれるみたいですが、掛け声は必要不可欠です。
ちなみに、掛け声には
「エイー」
「イヤー」
「トー」
という、3つの声という発声の種類があります。
また、
「メン」
「ドウ」
「コテ」
というように、突く場所を言いながら打つこともよくありますね。
剣道をしたことのない人でも割とよく見るシーンなので見たことあるという人も多いのではないでしょうか。
昔は、流派によって掛け声もいろいろと異なっていたみたいですし、一度歴史を調べて学んでみても面白いかもしれませんよ!
剣道の面の付け方を子供に教える時のコツ!
・はじめに交差しておいた紐を面の上の方で、指で押さえながら面をつける
・面紐は一つ一つ締めるようにする
・縛った後もさらに締める
というようなコツがあります。
面は、帽子のように上からかぶってしまいがちですが、どちらかというと前から付けるというか、面の中に後ろから入るというようなイメージでいた方がスムーズに上達するかもしれません。
また、紐を結ぶ時にだけ締めるという人がよくいますが、それだとずり落ちてしまいかねません。
一つ一つ強く締めて結び、縛り終わった後も左右に紐を引っ張ってパンッパンと増し締めをするように教えてあげるといいですよ!
自分で面をつけている様子が本人は分からないので、動画を撮って客観的に見せてあげることも上達につながります。
ちなみに、面をつける前につける手ぬぐいも、上手に付けていないと面がうまくつけられないことにつながります。なので、面の付け方の指導と一緒に、手ぬぐいの付け方も丁寧に教えてあげるようにしましょう。
まとめ
剣道はとても奥深いスポーツだということがわかりました。
稽古を積んでいくうちに、自分自身と向き合うことができ、芯の強い人間になることができそうですね。
面がなかなかつけられない初心者も、1本がなかなか取れない人も特訓あるのみです。
声を出す事は、初心者の時からできることなので、自分の中にある強い気持ちを前面に出せるように稽古をしていきたいですね。
YouTubeに上がっている剣道の動画を参考に練習するのも以外と役に立ちますよ!